希死念慮に関する質問に全力で答えてみた

こんにちは、鬱の宮です。

YouTubeInstagramTwitterでたびたびご質問をいただく中で、

希死念慮にどうやって耐えたのか?

希死念慮はどのようにして消えたのか?

希死念慮はいつからなくなったのか?

などなど、

希死念慮に関するご質問が多い」

ため、YouTubeでもお答えしていますが、こちらでも全力でお答えしようと思います。

 

 

希死念慮は「終わりのない地獄のループ」

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私が実際に希死念慮を体験して思ったことは、まさに「終わりのない地獄のループ」です。

延々と頭の中で繰り返される「消えたい」「○にたい」「自○したい」というもの。

(○の部分はデリケートな言葉になるため、一部伏せています)

元気だった頃でもたまに、あーもう無理!ということはたまにありましたが、レベルが全く違います。

例えるならば、トラウマになる映像を延々と見せられているような感じでしょうか。

私も希死念慮が酷い頃は、スマホでよく検索していました。

最初の頃は「○にたい」という漠然としたものでしたが、段々と「自○の方法」という具体的な方法を調べるようになりました。

あなたもそんな経験をしているのではないでしょうか?

ちなみに具体的な方法を調べている段階は、かなりの危険レベルになっています❗️

私も過去に耐え方について調べました

まずやったことは、耐え方について調べました。が、正直どれも役に立ちませんでした…。

正確に言うと「役に立たない」というのは語弊があるのですが、要は「自○しか救われる方法がない」と思い込んでいる状態にあるのが希死念慮なわけです。

そんな状態でどんな言葉をかけられても何も心に響かない、というのが私が感じた一番近い感覚です。

だから私の言葉も届かないだろう、ということを前提にお話します。ちなみに届かなくてもそれがむしろ正常というか、残念ながらそんな病気なんです。それを分かっていて、少しでも、1ミリでも何か響けばいいなと思ってこれからお話します。

悲しいことに、薬では治らない

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一時的に耐え忍ぶ方法はいくつかあるのですが、そもそも希死念慮はループするものであり、根本的に解決しない限り延々と続きます。

ちなみに薬では治りません。

私も過去に、医師に涙ぐみながら聞いたことがありました。

先生、○にたい気持ちを消す薬はありませんか?

医師は困った顔を浮かべながら「ごめんね、そういった薬はないんだよね」と言いました。絶望しましたが、心の中でそれもそうだな、という気持ちもありました。

感情をコントロールする薬があるなら、うつ病患者がこんなにも溢れかえっているはずがないからです。

色々やってもダメだった

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色々やりました。朝散歩、サプリ、食事改善、任意入院、退職、転院、漢方、薬の変更、規則正しい生活などなど。

でも、治りませんでした。もはや、打つ手なし。

もう無理だ、もうこれ以上頑張れない。

色々試行錯誤して、それでもダメでした…。

頭の中を整理してみた

じゃあ、どうしたらいいんだろう?

そういえば、どうして私は○にたいと思うのだろう?

頭の中を整理しようと、必死になって考えてみました。他に必ず何か原因があるはずだ、何か思い当たることはないか?

何かに対して嫌だと思っているから○にたいわけで、その何かとは一体?

働けない自分、思い通りにならない体。

毎日だるくてお風呂にも入れない。いつ治るかもわからない。

昔はあんなにバリバリ働いていたのに。

パニック障害になり、うつ病になり、挙句の果てには退職後に血便も出て大腸内視鏡をやったら潰瘍性大腸炎の疑いありと言われ、踏んだり蹴ったりでした。

過去を振り返っては後悔し、未来を思い描いては絶望し…そんな日々を送っていました。

そこでふと気づいたことがあります。

自分をとにかく責めていること。

過去や未来に囚われていること。

過去を悔やんでも、何も意味がないこと。

未来を思い描いても、いまの状態では何も良い未来は描けないこと。

考えても何も生み出さない、非生産的なことばかりに囚われていること。

それが原因で追い詰められていること。

全ては自分の思考によって○にたいと思っていることに気づき、そこから徐々に変わりました。

最後の賭けとして紹介状を書いてもらい、転院も決めました。

パニック障害の再発2回目と転機

無職になってはや半年ほど経った頃、パニック障害の再発2回目を迎えました。

終わった…と思いましたが、ちょうどその頃に母親に初めていまの状態についてカミングアウトしました。

驚いた母親が、県外からわざわざ駆けつけてくれてホテルをとってくれて、一日中ずっと話しました。

そして実家に帰ることを提案してもらい、実家に帰ることにしました。

パニック障害のため乗り物に乗れないため、還暦をこえた父親と母親が片道3時間以上かけて車で迎えにきてくれました。

実家に帰った初日だけ母親と同室で寝たのですが、入眠して数分後にパニック発作で飛び起き、過呼吸になり、慌てて外に飛び出しました。

深夜2時近くのことです。

それに驚いた母親が心配し、先生の所に行こうと言ってくれて、また片道3時間以上かけて車で送ってもらい、転院したばかりのかかりつけの病院に相談したところ、レキソタンという薬を処方してもらいました。

すると数日で一気に発作がおさまり、少しずつ体が軽くなっていきました。病院にかかって初めて効果を実感しました。ここで少しの希望が見え始めます。

復活の兆し&バイトへ

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そこから数ヶ月の間、実家→自宅(失業保険の手続きや通院のため)→実家を往復しました。

体も楽になり始め、心も少しずつ軽くなり、また正社員になろうと焦っていた私に対して、バイトから始めてみたら?という母親の提案もあって、バイトを探すことにしました。

そこで2021年11月に面接を受けて、バイトが決まりました。

バイトに行くようになり、少しずつ働ける喜びを噛み締め、1ヶ月後にバイトをさらに増やして、2022年1月には掛け持ち3つまで増やしました。

再びやってきた希死念慮

しばらくバイトを続けている中で、色々と思い悩むことが増えました。まだまだ完全な状態ではない中で、新しいことを覚えることが非常に負担になったこと。

また、バイト先で嫌な人に当たったことなど。

何度も辞めたい、もう逃げたいと思いました。

けれどここでまた倒れてしまっては、せっかくの努力が水の泡になる。また無職に戻る、それが恐怖でした。

考え方を変えるしかない、自分が変わるしかない。

とにかく過去や未来を考えない。

その日、とにかくどんなことがあってもとりあえず行くだけ行く。

それだけを決めて、ひたすら毎日その日をクリアすることだけに集中しました。

ミスをしても悔やまないこと。悔やんでも仕方がない、次はどうすればいいのかだけを考えること。

嫌な人がいることに対しては、どこにでもいるのだから気にしないこと。更年期もあって荒ぶってるだけの残念で可哀想な人だと思うようにすること(酷い考えですが…)。

とにかく気にしない、気にしても何も生み出さない。それだけを言い聞かせて必死に耐え抜きながら考えを改めていった結果、希死念慮はなくなりました。

 

結論、希死念慮は自分への警告である

今だから言えることは、希死念慮は自分への警告である、ということです。

過去と比べても意味がないこと。

うつ病は誰でもなる病気であること。そしてたまたまその病気というカードが配られた時点で、何かを変える必要があるというメッセージなのだということに気づきました。

振り返ると「このままだといけないよ」というサインは出ていました。

パニック障害になり、不眠症、微熱、嘔吐、下痢、耳鳴り、眩暈、幻聴などなど。

色々な不具合が出ていたにも関わらず、警告を無視した結果、こうなってしまったのだといまは反省をしています。

個人事業主や正社員の時は、成果にこだわってあました。100%ではなく、200%の結果を出すのが正しいという思い込みをしていました。

確かにそれはある意味素晴らしいことかもしれません。けれど残念ながら、私にはそれをこなすだけの実力がなかった。

高望みをして、努力さえすれば、根性さえあれば何とでもなると勘違いしていた、ただそれだけのことです。

希死念慮で悩んでいるあなたに伝えたいこと

まずは、自分を責めないでください。

うつ病は誰でもなる病気です。私もまさか、こんなにバリバリ働くような人間が、うつ病になるなんて…なんという甘えなんだと何度も責めました。

ですが甘えではありません。断言します。

けれど同時に「このままではいけないよ」というサインであることは、知っておいて欲しいなと思います。

以前のように戻りたいと思っていませんか?

私も血が滲み出るほど、思いました。

でも、以前の自分ではダメだからこそ、うつ病になったのだと思い知りました。

色々と試行錯誤した結果、「再構築する」というのが正しいのかなと今は思っています。

必ず原因があるはずです。

他人は変えることができませんが、自分を変えることはできます。

私は昔何度か聞いたこの言葉をきっかけに、変わる必要があるのは自分であると認識できました。それは良い機会になったと思います。

正社員の道を捨てて、いまはバイトに明け暮れています。年収は500万近くありましたが、いまは210時間働いても4割ほど落ちています。

それでもあの頃の苦しかった時期を思い返すと、これでよかったのだと思っています。

週末婚のため基本的には一人暮らしと変わらないため、生活費は全て自分でやりくりしていますが、それでもささやかながら生きることができています。

波はありましたが、希死念慮が完全になくなったのはここ数ヶ月のことです。

3年近く経って、ようやく全て落ち着きました。

長いようで、あっという間でした。

だからどうか悲観せずに、休める時はゆっくり休んでください。

そして決して感情に支配されずに、やれることを探してみてください。

仕事をしている方へ

  • お風呂に入れない
  • 体がだるくてしんどい
  • 不眠症、微熱、嘔吐など体の不調が酷い
  • 希死念慮がとにかく酷い
  • ミスが増える、何も覚えられない

 

これらは全て病気からくるものです。

ちなみに私はうつが酷い時は、歯磨きやトイレすら億劫でした。食べることも出来ず、164㎝で体重は40キロを切る手前まで落ちてしまい、部屋で倒れかけたこともありました。これは仕事をしていた時の状態です。

一旦休職しましょう。

退職は一旦ストップしてください。理由は単純にお金のためです。

最終的に退職するにしても、お金のことを考えると圧倒的に休職が良いです。

また、ただでさえ精神的に追い詰められている状態で退職するとなると後がなくなるので、そういった意味でも、いずれ辞めるにしても一応戻る場所は残しておいた方が気持ち的には楽です。

辞めると早く転職活動をしなくては、と焦る気持ちが出てしまい、良くないです。

傷病手当を受け取り、受け取れるギリギリまで休職して、それから辞めて失業保険をもらう方が圧倒的に良いです。

頑張ることは仕事を無理して続けることではなく、休職を言い出すこと、それだけです。

どうかほんの少しでも、1ミリでも心に届けば幸いです。